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刑法に関すること(2016年9月11日)

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内容

条文

刑法199条(殺人)
人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。
(要点)殺人→死刑、無期懲役、懲役5年以上
刑法204条(傷害)
人の身体を傷害した者は、15年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
(要点)傷害→懲役15年以下、罰金50万円以下
刑法205条(傷害致死)
身体を傷害し、よって人を死亡させた者は、3年以上の有期懲役に処する。
(要点)傷害致死→懲役3年以上
刑法208条(暴行)
暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは、 2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。
(要点)暴行→懲役2年以下、罰金30万円以下、拘留、科料
これに対して次の条文を比較します。
刑法174条(公然わいせつ)
公然とわいせつな行為をした者は、 6月以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。
(要点)公然わいせつ→懲役6ヶ月以下、罰金30万円以下、拘留、科料
刑法176条(強制わいせつ)
13歳以上の男女に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、 6月以上10年以下の懲役に処する。 13歳未満の男女に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。
(要点)強制わいせつ→懲役6ヶ月以上10年以下
刑法177条(強姦)
暴行又は脅迫を用いて13歳以上の女子を姦淫した者は、 強姦の罪とし、3年以上の有期懲役に処する。 13歳未満の女子を姦淫した者も、同様とする。
(要点)強姦→懲役3年以上
刑法178条(準強制わいせつ)
人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、 若しくは抗拒不能にさせて、わいせつな行為をした者は、第176条の例による。
(要点)準強制わいせつ→懲役6ヶ月以上10年以下
刑法178条2項(準強姦)
女子の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、 若しくは抗拒不能にさせて、姦淫した者は、前条の例による。
(要点)準強姦→懲役3年以上
刑法178条の2(集団強姦等)
二人以上の者が現場において共同して第177条又は 前条第2項の罪を犯したときは、4年以上の有期懲役に処する。
(要点)集団強姦等→懲役4年以上

気になる部分について

上の条文を比較すると、次のことについて疑問が生まれました。
  • 強制わいせつには暴行を含みますが、暴行だと懲役2年以下であるのに対して、 強制わいせつは懲役6ヶ月以上10年以下です。 よって、暴行とみなされれば懲役2年でも、 暴行を含む強制わいせつであれば懲役6ヶ月になりうることがわかります。
  • 強制わいせつには暴行を含みますが、心身ともに傷害を負わせるものについて、 傷害ならば懲役15年以下に対して、 強制わいせつは懲役6ヶ月以上10年以下です。 よって、傷害とみなされれば懲役15年でも、 暴行や傷害を含みうる強制わいせつであれば懲役6ヶ月になりうることがわかります。

つまり、刑の重みの設定がやや不釣り合いなように思われます。
一方、次の点についても疑問が生まれました。
  • 殺人は傷害を含みますが、殺人だと懲役5年以上であるのに対して、 傷害は懲役15年以下です。 よって、傷害とみなされれば懲役15年でも、 殺人になると懲役5年になりうることがわかります。

改善案

刑の不釣り合いの解消について、以下のように考えてみました。
  • 暴行⊆強制わいせつなので、 強制わいせつは暴行と同等以上にする。 すなわち、懲役6ヶ月以上を懲役2年以上とする。
  • 強制わいせつは傷害をもたらしうることから、 傷害⊆強制わいせつなので、 強制わいせつは傷害と同等以上にする。 すなわち、懲役10年以下を懲役15年以下とする。
  • 傷害⊆殺人なので、 殺人は傷害と同等以上にする。 すなわち、懲役5年以上を懲役15年以上とする。

ところで、強制わいせつや強姦は命を脅かす感染症や難病をもたらしうるので、 次のように考えるてみました。
  • 傷害⊆殺人⊆強制わいせつとなりうるので 強制わいせつは傷害や殺人と同等以上にする。 すなわち、懲役10年以下を懲役15年以上または無期または死刑とする。
  • 傷害⊆殺人⊆強姦となりうるので 強姦は傷害や殺人と同等以上にする。 すなわち、懲役4年以上を懲役15年以上または無期または死刑とする。
  • 傷害⊆殺人⊆集団強姦となりうるので 集団強姦は傷害や殺人と同等以上にする。 すなわち、懲役4年以上を懲役15年以上または無期または死刑とする。

作成日:2014年9月30日、最終更新日: